2×4工法
住宅の建て方で2×4(ツーバイフォー)工法は、一般的になってきましたが、その2×4工法とは一体いかなる工法でしょうか。ここではその2×4工法について、特徴やそのメリット等についてみていきましょう。
☆2×4工法とは
そもそも、2×4工法は19世紀初頭の北米で生まれた工法です。
どのように家を建てるかというと、断面が2インチ×4インチ(大体5センチ×10センチになります)の木材で枠組みを構成、そこに合板で壁を形成します。
日本古来のの工法では、地震や台風のプレッシャーを柱が耐えることになります。
ですが、この2×4は壁全体に力を分散することで、より耐久性をつけることが出来ます。
☆2×4工法のメリット・デメリット
メリット
・工期の短縮
・気密性、断熱性がある。
・耐震性に優れている。
・火事の類焼を防ぐことが出来る。
・柱のない建物に出来るため、空間をとりやすい。
デメリット
・合板のような集合材を多用するため、シックハウスの原因となる接着剤も必然的に使用することになる。
・上階の音が下階に響きやすい。
・壁の配置は、耐震性を考慮した形にしなければならない。
☆2×4住宅が火事に強い理由
2×4住宅で構造材をおおう形で張られる石膏ボードは、火事となった場合30分以上火を木材まで到達させません。なぜなら、石膏の中に含まれる水分が、火によって水蒸気となり放出されるからです。また構造的にも部屋が枠材と面材によって独立しているため、火が他の区画へ移りにくくなっています。これを「ファイアーストップ構造」といいます。
☆2×4住宅が広まった理由
2×4工法で使われる木材は国際的にも統一されており、また種類が少ないことがあげられます。そのため、流通がしやすく、調達もたやすいため全国各地の施工業者が採用しやすいのです。
また、高度な技術を必要とせず、組み立ても熟練の作業員がいらないので、2×4工法は建てやすい方法なのです。
居住に関しても、空間を最大限に利用できることから、快適な住環境の確保が出来ます。
また統一された基準に従って建設しているので、業者ごとの住宅性能の差はあまりありません。
☆2×4住宅で注意するべきこと
2×4工法は手間や、時間を節約できるものです。ですが、その方法故に、屋根は2~3週間かかります。その間、雨が降ると腐りやすい性質を持つ合板はだめになってしまいます。また、完成後も、湿気を閉じこめたままだと、機密性が高いので合板の表面は腐りやすくなります。
機密性が高いのでたばこの煙やシンナー系の溶剤、石油ストーブの排気は部屋にこもるので、生活スタイルの変更を求められるかもしれません。
素人でも作れるので、いい加減な仕事になる場合もあります。
☆日本での2×4工法
日本は高温多湿の気候です。しかしながら、2×4パネルの生産は工場で北米からの輸入材を使用してのものになります。北米の素材は湿気に弱いので、日本の気候には不向きな点があります。ですから、国産材での建築をする業者がおすすめです。また、素人でも出来る工法ですが、熟練の大工を使っている業者を選びましょう。
社団法人 日本ツーバイフォー建築協会